健康マネジメントってどういうこと?

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私は、犬の飼い主さんは全員、愛犬の健康を上手に管理して、1分1秒でも長く幸せに暮らせるような「愛犬(うちのコ)の健康管理士(ドッグヘルスマネージャー)」になれると思っています。

では、ドッグヘルスマネージャーとは、何をする人でしょうか?

それは、愛犬の健康をマネジメントする人、です。

では、愛犬の健康をマネジメントする、とはどういうことでしょうか?

「マネジメントする」と似たような言葉に「コントロールする」がありますね。

健康をコントロールする、でいいんじゃないの?と思われる方もいらっしゃると思います。

私は、このサイトで学ぼうとしている愛情たっぷりな飼い主さんには、犬を「コントロール」するんじゃなく、ワンちゃんの生活を「マネジメント」する、という感覚を身につけてほしいと思っています。

「マネジメント」と「コントロール」は違うの?と思われるかもしれません。

言葉の意味としては、「マネジメント」は”管理する”、”環境を整える”こと。
「コントロール」は”操作する”こと。

・・・言葉の意味だけでは、イマイチ、ピンとこないかもしれませんね。

1つ例をあげます。

お散歩中に「拾い食い」をしてしまうワンちゃんがいるとします。
危ないのでやめさせたい飼い主さんは、どうするでしょうか?

「拾い食い」をしないように、リードを短く持って、ワンちゃんが落ちてる物のほうに行こうとしたら、リードをギューッと持って、そっちに行かないようにする。
飼い主さんは、いつワンちゃんが拾い食いするか、ハラハラしながらリードを握り締めてないといけないですね。

では、もう1つ、こんな方法もあります。

普段は絶対にあげない、お散歩のときだけあげる、超絶においしいおやつを用意します。
お散歩で歩きながら、”時々”そのおやつをあげます。
(最初の数回は、ちょっと頻繁にあげても良いです)

ワンちゃんは、お散歩のときにしかもらえない、その超絶美味しいおやつが、いつ飼い主さんの手から出てくるか分からないので、下に落ちている物を探すヒマがなくなる。

下に落ちている物を探す楽しさより、飼い主さんの手から出てくる物の美味しさのほうが魅力があれば、自然と拾い食いをしなくなります

最初の例は、ワンちゃんは「拾い食いをしたい」という気持ちがあるのに、その行動を「コントロール」しようという方法です。

後の例では、ワンちゃんは「拾い食いをしたい」という気持ちそのものがなくなっています

「その行動をしなくていい」「する必要がない」状況を作ってあげてるんですね。

これが「マネジメント」です。

この感覚の違い、お分かり頂けますでしょうか?

病気予防についても同じです。

出てしまった症状を薬などでコントロールするのではなく、「その症状が出る必要がない」「症状の原因になるものを事前に排除しておく」という状況を整えてあげれば(=マネジメントすれば)、症状に悩まされることはなくなりますね

では、どういうふうに状況を整えれば良いのか、どうすれば病気になりにくくなるのか、このサイトでは、そういった方法や考え方を紹介していきます。

ですが、それには1つ、難しい点があります。

それは、マネジメントする方法や考え方は何通りもある、ということです。

世の中には、たくさんの情報があふれています。

病気予防に関しても、このサイトでお伝えするようなこと意外にも、たくさんの方法があります。

飼い主さんは、愛犬のトラブルについて、インターネットや本で一生懸命調べることと思います。
でも、いろんな情報がありすぎて、どうしていいか分からない・・・となる方も多いんじゃないでしょうか。

いろんな情報、というか、マネジメントするための知識や手段は、たくさん持っているほうがいいと思います。
(できれば、より“正確な情報”を得たほうが良いとは思います)

そのなかから、“愛犬(うちのコ)に合うもの”を選ぶことができるのも、ドッグヘルスマネージャーの役目だと思います。

だからこそ、皆さんには、単に、犬の健康管理士(ドッグヘルスマネージャー)ではなく、「愛犬(うちのコ)の健康管理士(ドッグヘルスマネージャー)」になって頂きたいと思うのです。